師範より
審査会での想い
投稿日時:2009/12/01(火) 14:01
11月22日に「段審査初段~三段」(大田区剣道連盟)、11月23日に「級審査六級~二級」(大森支部)、と11月29日に「段審査初段~三段」(品川区剣道連盟)が行われました。
22日の段審査には三段に1名(0BのM・Tさん)が受審し合格しました。イギリスから、この審査の為に日程を合わせて帰国し、稽古をつみ、見事に優れた成績での合格でした。立ち合いでは気力ある攻めで正面からの面で初太刀をとり、形の審査でも、とても良く打てました。
翌日の23日には六級にN君とS君が初挑戦しました。他の支部での受審ということと、審査時間にぎりぎりとなるというアクシデントがありましたが、その影響も無く、のびのびと立ち会うことが出来、合格しました。慌しいなかでの立ち合いでしたが、焦ったようには感じられませんでした。級審査の合格で、次の審査への「目標」と「がんばり続ける意欲」がでてくることを期待しています。合格おめでとう。 29日の段審査には三段に1名(OBのR・H君)が受審し合格しました。当日は支部の練成会があり、立ち合いを見ることが出来ませんでしたが、剣友から「素晴らしい面が決まり良い成績だった。」との連絡がありました。 大田区の審査は仕事の都合で受けられず、本人の希望もあり、連盟を通じての品川区での受審となりましたが、他区での受審は良い経験になったかと思います。
三段の合格者は二十数年前に小学生から指導し、しばらくぶりに剣心会に戻ってきたOB(OG)です。何れも審査には十数年のブランクがありましたが見事な合格の結果となりました。→M・Tさんはイギリスでの会社勤務をしながら稽古を少しずつ積んできたことが今度の結果につながったのだと思います。 二人ともこれからの四段にむけての精進を期待しています。 22日の審査会では七十歳を越えた方が中学・高校生に混じりに二段に合格されていました。ブランクがあるとか、一度や二度の不合格であきらめてしまう など、狭い視野で考えずに剣心会の会員諸君も挑戦して欲しいと思います。
今回の審査会では、剣心会の発足からこれまでにうえた種より、「芽がでて蕾になり始めたのかなぁ。」と感じております。これからも稽古の仲間が増え、良き指導員として後輩の手本になって花を咲かせてほしいと思います。 師範・久保田隆治 記
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